アートのためのブロックチェーンインフラを先導し、作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指して事業を拡大しているスタートバーン株式会社。「情報時代の芸術・文化を先導する」というミッションを掲げており、人が創り出すクリエイティブをどう守っていくかを日々考え、業務と向き合っています。今回はそんなスタートバーン社のお2人に、RPOサービス活用についてお話しを伺いました。
▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:中島
WHOM所属リクルーター:田中さん
支援内容:日程調整、書類選考、英語での候補者への対応など
取締役 最高執行責任者(COO)太田 圭亮氏
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。卒業後はスイスの建築設計事務所Herzog & de Meuronで建築家として、美術館やファッションブランドショップの設計に従事。2015年に経営戦略コンサルタントに転身し、ベイン・アンド・カンパニーの東京およびドバイ支社で大手企業の経営支援に携わる。2019年よりスタートバーンに参画し、事業開発および広報領域を管掌する。
事業開発部 田中 雅貴氏
1994年生まれ、島根県出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。卒業制作において芸術学部長賞受賞、2018年に個展を開催。卒業後に同大学助手として勤務した後、2019年にスタートバーンのインターンシップを開始。現在は事業開発部にてカスタマーサクセス、採用業務を担当する。
目次
ー 採用支援サービス導入の背景をお聞かせください。
太田氏:
過去にRPOサービス自体は使ったことがあったのですが、今年に入って事業規模を拡大していくフェーズに入り、採用リソースの問題もあったので改めてRPO会社を探していました。
今回は3〜4社様と面談をさせていただいた中で、他社と比較して圧倒的にフレキシブルに動いて頂けそうだと感じたWHOMさんに依頼することになりました。
田中氏:
太田の理由に加えて、私たちの組織には採用のプロフェッショナルがいないので、単調なオペレーション業務をお願いするというよりは、上流から入っていただき、知見やノウハウを共有していただきながら進めたいと考えていました。そしてそういったハイレイヤーの採用支援をいただけるRPOサービスを探していました。
ー WHOMの採用支援を選ばれた理由は何でしょうか?
太田氏:
他社様だとRPOサービスに正社員のメンバーが在籍しているケースも多く、柔軟性に欠けたり、スキル的にもミスマッチになってしまうことがあったのですが、WHOMさんはフリーランスの方が多く在籍されているので、こちらに合わせて柔軟にご対応いただけると感じました。また、WHOMさんのCOOである中島さんは、前から採用のご相談などもしていたので、個人的に信頼できたことも理由の一つです。
田中氏:
当社は成長企業のため、状況によっては採用ボリュームに波があるのですが、WHOMさんはそれに合わせて必要工数などを柔軟に変更頂けるとのことだったので、他社にはない魅力を感じました。
また、上流からアドバイスいただける方でかつ英語スキルをお持ちの方を探していたところ、ピッタリの方をご紹介いただけたので、今回WHOMさんに依頼することを決めました。
ーWHOMとのプロジェクト開始後の取り組みを教えてください。
田中氏:
まずは、開発部のエンジニアとデザイナー採用について動いていただきました。
当社は社内公用語を英語としており、日本国内だけではなく海外でも採用活動を積極的にしていて、開発部のコミュニケーションは主に英語で行われています。
そんな中、WHOMリクルーターの田中さんには応募書類のスクリーニングや面接調整を全て英語でご対応いただき、その進捗管理や数値分析などを行っていただきました。
そして並行して、PR担当やバックオフィスのニーズも出てきたので、そちらの採用も追加でお願いしています。
当社側からターゲットやペルソナをお伝えし、それを言語化していただいた上で求人票のブラッシュアップやスカウト、新しい求人媒体の開拓など幅広くご対応いただきました。
太田氏:
採用戦略は当社の方で策定し、それに対するレビューや進め方のアドバイスをお願いもしていました。エンジニア採用については過去に経験があったので多少のノウハウや知見があり、使用媒体などもなんとなく目星がついていたのですが、バックオフィスやPRについては初の採用であった為、どういった媒体が良いのか、求人票はどのように記載するのが良いのかなど、具体的なアドバイスをいただきながら進めました。
ー 採用支援サービスの活用で、良かったポイントはありますか?
田中氏:
上流の知識やノウハウを持っている外部の方が入ってくることで、客観的に見た時の自社の採用課題がわかり、それが改善されたところですね。
また、リソースの問題で後手になってしまっていた候補者の対応も、お待たせすることなく進められるようになった点は利用して良かったと感じています。そして私が本業のお客様対応に集中することができたのも、アウトソースすることによって生まれた便益だと思っています。
太田氏:
当社はブロックチェーンで少し理解されづらい事業内容ですが、田中さんはプロジェクト開始後すぐに当社の事業や文化についてキャッチアップして下さり、そこからスピーディーに幅広く採用業務にご対応いただけました。また、利用を開始してから早い段階で応募経由での内定者も出ており、RPOサービスを活用して良かったと感じています。
ー 数ある採用支援サービスの中でも、WHOMを選んで良かった点はどんなところでしょうか?
田中氏:
WHOMの方もリクルーターの田中さんも、マニュアル通りの動きではなく、当社の事情や希望に合わせて柔軟に動いて下さった点です。
基本的には自走していただいているのですが、確認すべきところはしっかり聞いてくれる無駄のないコミュニケーションの高さも魅力でした。
また、今回は英語のできる方をご紹介いただけたので、書類選考も候補者とのやりとりも安心してお任せすることができましたし、こういったハイレベルのリクルーターさんを紹介して下さるRPO会社さんはそんなに多くないと思っています。
ーどんな方に入社してほしいですか?また、貴社の魅力はどんなところでしょうか?
太田氏:
当社は外国籍人材も多く在籍しており、社内の公用語も英語だったりとダイバーシティ企業です。事業もテクノロジーとしてはブロックチェーンを利用している一方で、お客様は芸術文化領域の方々がメインなので、Deep techなエンジニアやアート活動出身者など社員のバックグラウンドも多種多様で、他社にはない面白い企業文化をもっています。
ブロックチェーンは変化が激しい業界ではあるので、そういった環境を楽しめる、好奇心旺盛な方には楽しい仕事だと思います。
田中氏:
実は私自身も芸術学部で写真を専攻していて、スタートバーンにはインターンを経て入社しました。太田も言っている通り、本当に様々なメンバーが会社にいるので色んな考え方や価値観と出会える会社だと思います。特に、芸術×テクノロジー領域に興味のある方にはとても魅力的な会社だと考えています。
ー 貴社が目指す組織とは?
太田氏:
当社は「情報時代の芸術・文化を先導する」というミッションを掲げており、インターネットがどんどん発達していく中で、人が創り出すクリエイティブをどう守っていくかを日々考え、仕事に取り組んでいます。
実は当社の代表も元々アーティストだったこともあって、クリエイターの想いや文化を大切にしており、創業時からそういった想いを持つ方々が入社してきています。
ただ組織がまだ小さい時はミッションの共有化がしやすく、必然的に全社員が同じ方向を向いていましたが、今後人数も増えて大きくなっていくと、分業化が進んでどうしてもカルチャーが薄まってしまいがちです。ですので、これから事業が拡大し組織が大きくなっていっても、1人ひとりがこのミッション達成に向けて考え続けられる組織であって欲しいと思っています。