「すべての合意をフェアにする」をビジョン、「テクノロジーで契約のインフラをつくる」をミッションとするテクノロジー企業、MNTSQ株式会社。MNTSQ CLMは、契約ライフサイクル全体を支援し、相談受付から契約締結までのデータを一元化します。このシステムは組織の連携を強化し、情報格差を縮小することで業務品質の向上とリスク管理の高度化を実現。現在多くの企業に利用されています。今回はそんなMNTSQ社で採用を担われている、加賀谷優希様に取材を行いました。
MNTSQ CLMサービスサイト:https://mntsq.co.jp/
▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:今原
WHOM所属リクルーター:伊藤さん
支援内容:採用広報の支援
MNTSQ株式会社 加賀谷優希氏
新卒で大手生命保険会社に入社。日本国内で無形商材営業に5年従事したのち、2015年2月にベトナムに本社を構える転職エージェントに入社、同国に移住。プレイングマネージャーとしてCA、RA、20名のメンバーマネジメント、新規マーケット開拓に従事。2019年8月に帰国、9月にITベンチャーにダイレクトリクルーティングを立ち上げる採用担当として参画。在籍5年間の後半はHRマネジャーとPRを兼任。2024年10月にMNTSQ株式会社へ入社。主にエンジニア採用および採用広報を担当。
目次
ー採用支援サービス導入の背景をお聞かせください。
理由は大きく2つあります。まず1つは、外部のプロフェッショナルと壁打ちできる環境を用意し、スムーズなオンボーディングを図るという、マネジメントや上長の狙いからです。RPO導入と私が入社するタイミングは、同時だったんです。オンボーディング中で私も自社理解をしなければならないタイミングであることに加え、社内に採用や採用広報の有識者が不在であるという状況からの意思決定ですね。マネジメントに改めて感謝しています。
そして2つ目が、採用が会社の経営課題であり、できる限り早くこの課題を解決しなければならない状況だったためです。スピード感と専門性を持った外部パートナーに力を借りて取り組む必要があると感じました。RPO導入は、有効なひとつの手段だったと思っています。
ーWHOMの採用支援を選ばれた理由は何でしょうか?
前職でもRPOを導入していまして、その当時他社と比較したうえでWHOMさんを選んだことから、MNTSQでRPOを検討した際に上長に提案しました。私は「誰と働くか、一緒に取り組むか」が本当に大事だと感じていて、専門知識や経験と同じく重視すべき要素だと思っています。
WHOMさんの良いところは、アサイン前に実務担当者さんとの面談の機会があり、お互いが確認したいことを直接確認したうえで進められる点。これは私の知る限りで他社にはなく、契約後に「この人が担当です」と告げられる場合が多いです。仕事の成果を最大化するには、専門スキルや経験だけではなく、コミュニケーションスタイルの相性や価値観も重要になります。事前に確認できる機会があるのは本当にありがたいです。
前職でのプロジェクトで多くの成果を出せたのはまさに事前に確認できる機会があったからだと確信があったので、今回も信頼してお願いしました。
ーWHOMとのプロジェクト開始後の取り組みを教えてください。
まずはキックオフで「今どんな課題があるか」「どうしたいか(ゴール)」のすり合わせを行いました。そこですべて洗い出して優先順位付けと整理をすることで、目線を合わせてスタートできました。
弊社に限ったことではありませんが、スタートアップでは事業の動きに合わせて必要に応じて柔軟に変えることが大事だと思っています。その点への理解もWHOMさんは高く、事業のスピード感や、意思決定に対する理解力と対応力に助けられました。
大事なのは「計画通りに進める」ではなく、「きちんと前に進めること」と「目的を実現する」なので、最初から「その都度見直しながら進めていく」を前提に会話ができたこともよかったです。
ーリクルーターの印象を教えてください。
伊藤さんと実際にご一緒してみて感じたのは、スタートアップの採用や採用広報に起こり得る課題への知見の深さと、高い事業理解力です。最初からスムーズに会話ができて、共通認識を持てたのは大きな安心感がありました。
それに加えて素晴らしかったのが、高いプロジェクト推進力です。依頼を待つのではなく、積極的に提案してくださる姿勢と行動にすごく助けられました。提案も目的や得られる効果からの逆算が明確で、かつ複数の選択肢を常に提示いただきました。提案力・推進力ともに信頼できるパートナーだと実感しています。
ー採用支援サービスの活用で、良かったポイントはありますか?
大きく2つあります。1つ目は、第三者的観点を得られることです。社内にいると当たり前だと思っていることが、実は社外から見たときに魅力だったりする。そういうことってありますよね。伊藤さんは、IT業界への知見や理解はもちろんですが、広報や採用領域にも詳しい方で。客観的視点をふまえたアドバイスを多くくださって、そこに大きな価値を感じていました。
2つ目は、限られたリソースの中でも採用広報を動かせたことです。採用業務ではスカウトなどの短期成果が見えやすい施策が優先されがちで、さらに、HRとしては採用だけではなくカルチャー浸透やHR Opsなどの業務も担当しています。そのなかで採用広報を動かすのは、リソース観点でどうしても難しい現実があります。WHOMさんの支援のおかげで、HRとしての他の業務と採用広報を並行して進められました。
ー効果を実感した部分を教えてください。
コンテンツを活用することで、スカウトの返信率や面談への移行率の改善が進んでいます。厳密には媒体により差がありますが、改善が進んでいる媒体ですと返信率を20%以上改善、返信後の離脱もほぼなく、手ごたえを感じています。
あとはインタビュー記事作成を通じて、社外だけでなく社内にも良い影響をもたらしている雰囲気がありますね。インタビュー対象者は自分の仕事を客観視する機会になり、読み手は仲間の知らなかった一面を知るきっかけにもなる。副次的効果ですが、広報やコンテンツが持つ力のひとつだと思っています。
採用広報コンテンツは「いつ読まれるか測ることはできないけれど、採用候補者が読みたい時にないと大きな機会損失になる」と考えています。だからこそ、今から少しずつでも、着実に取り組む価値があると思っています。始めるなら1日でも早く、ですね。
ーどんな人に入社してほしいですか?
一言でいうと、「自分のスキルや仕事が、周囲や社会を良くすることに繋がる」と信じられる人です。もちろんスキルアップも大事なのですが、それが自分のためだけで終わらずに、「このスキルで誰かの役に立ちたい」「今より世の中をよくしたい」と思える、そんな利他的な思想を持っている人と一緒に人生の時間を過ごし、働きたいです。
これは、自分を犠牲にするという話ではまったくありません。まずは自分自身が満たされていることが、いかなるときも大前提です。そこから周囲に価値を還元していけるような人が、企業でも活躍できると思っています。
そして、自分たちのプロダクトやビジョンを信じられる人。スタートアップは不確実なことだらけなので(笑)、「信じ抜くことができるか」が重要だと思っています。弊社で活躍しているメンバーも、プロダクトがユーザーに届くことで「絶対に役に立てる、世の中をよくできる」と信じて、日々本気でユーザーに向き合っている人ばかりだと言い切れると思っています。
ー貴社の魅力はどんなところでしょうか?
一番は、「まだ世にない解を探す、世界で誰も実現していないことに本気で取り組んでいる」ところだと思います。一度きりの貴重な人生の時間を投資する場所や挑戦として、極めて魅力的で選択する価値があるものだと思っています。
「契約」と聞くと、自分とかけ離れた難しいものと感じる方もいらっしゃるでしょう。それを事業にして世の中の何が変わるのだろうと、イメージしにくい部分もあるかもしれません。しかし、私たち人間と契約は密接に関わっています。お住まいの住居に関する契約や、仕事をするうえで締結する雇用契約。そのほかにも世に存在する便利なサービスを使うときに、私たちは必ず契約をしているのです。
すべての人の生活を支える社会インフラになるべく、今は戦略的にエンタープライズ領域でサービスを提供していますが、今後順次提供する範囲を広げていきます。今年度はまさに動き出すタイミングで、直近でプレスリリースも出しております。ご興味をお持ちいただけます際には、ご覧いただきたいです。このほか詳しくは、ぜひカジュアル面談などでお話させてください!
ー貴社が目指す組織とは?
もうすぐ社員数が100名を超えるフェーズに入ります。まず個人としては、これまで以上に多様なバックグラウンドと強みを持つ方々に参画いただきたいです。ユーザーや社会のニーズがますます多様化する昨今、同質性の高い組織はイノベーションが生まれにくいと考えています。ひとつで良いので誇れる強みを持っている方、そして、弱みはあって当たり前なので、それを無理に隠さず周りに頼れる方が理想的です。
組織としては、多様な個人を受け止められることが一層重要になっていくと思っています。