“「ひと」の可能性のすべてが見える世界へ”というビジョンのもと、統合型人事システム「ジンジャー」の開発・提供をし、成長を続けるjinjer株式会社。
今年度、エンジニア組織は昨対比200%の中途採用人数となったため、母集団形成・採用決定数を強化すべく、スカウト代行の導入を決断。数ある採用支援会社のなかからWHOMを選んでいただき、導入から6ヶ月で3媒体(Findy,LAPRAS,ビズリーチ)を運用し合計7名の内定を創出しています。
今回は、同社採用担当の立花様と亀田様に、導入の背景から得られた成果、今後の展望までを詳しく伺いました。
jinjer株式会社公式サイト:https://jinjer.co.jp/
▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:中島
WHOM所属リクルーター:島村さん
支援内容:エンジニアポジションのスカウト代行業務

jinjer株式会社 人事総務本部 人事戦略部 HRBPグループ 立花 奏夢氏
株式会社アイデンティティーにて法人営業や中途採用業務を経験後、2024年にjinjer株式会社へ入社。人事総務本部 人事戦略部 HRBPグループに所属し、プロダクトチーム(開発/デザイン/企画など)の人事を担う。現在は中途・新卒採用や人材戦略立案、母集団形成、採用広報などに従事中。

jinjer株式会社 人事総務本部 人事戦略部 中途採用グループ 亀田 しほ氏
株式会社ワークポート人材紹介事業部にて、キャリアアドバイザーとして営業・IT職の幅広い層を支援後、jinjer株式会社に入社。プロダクトチームの中途採用を担当し、エンジニア・デザイナー・企画職などの採用戦略立案から実行までを担う。
目次
- 1 ー採用支援サービスを導入するに至った背景・当時の課題感を教えてください。
- 2 ー他社と比較検討されたなかで、WHOMを選んだ決め手は何でしたか?
- 3 ープロジェクト開始から実際にスカウト運用をスタートするまでの流れを教えてください。
- 4 ー実際のスカウト運用における成果はいかがですか?
- 5 ーこれまでの取り組みで、とくに効果を実感されたポイントはありますか?
- 6 ーWHOMの支援を受けてみて、ほかの採用支援サービスとの違いや強みを感じた部分があれば教えてください。
- 7 ー今後の採用活動において、WHOMとどのような連携を期待していますか?
- 8 ーどのような方に入社してほしいとお考えですか?
- 9 ー最後に、貴社の魅力や、これから一緒に働く方へメッセージをお願いします。
ー採用支援サービスを導入するに至った背景・当時の課題感を教えてください。
立花:元々は、採用業務を一人で担当していました。スカウト配信、候補者対応、面談・面接の実施など、採用活動に関わるあらゆる業務をすべて担っており、正直かなり限界を感じる場面も多かったです。
そんななかで、今期の採用目標が大幅に引き上げられまして。前年度の昨対比200%の採用を見込んでいます。単純計算で、私一人の負担も2倍になることになりますが、それは現実的に難しいと判断しました。
とくにスカウト業務は、ある程度仕組み化・外部化できる領域と捉えており、2025年2月頃からスカウト代行を依頼する企業を複数社リサーチし始めまして。
ちょうどそのタイミングで、弊社の人事部長とWHOMの代表・早瀬さんが以前からつながりがあったこともあり、WHOMの中島さんをご紹介いただきました。私自身も中島さんが書かれていた書籍を読んでおり、「エンジニア採用に強い方だ」という印象がありました。
実際にお話を伺うなかで、技術職の採用に対する理解が深く、提案内容も的確だったため「ここなら任せられる」と確信し、導入を決定しました。
ー他社と比較検討されたなかで、WHOMを選んだ決め手は何でしたか?
WHOMさんを選んだ理由は大きく3つあります。
1つ目は、エンジニア採用への強さと専門性です。担当いただいたリクルーターの島村さんをはじめ、エンジニア採用領域におけるスカウト実績や知見が非常に豊富で、媒体ごとの特性や訴求ポイントまで深く理解されていました。話をするなかで「任せても大丈夫」と安心できるだけの実力と経験を感じました。
2つ目は、事前に担当者と直接コミュニケーションが取れたことです。私は今回が初めてのRPO利用だったのもあり、「フリーランスが担当する」と聞いたときは正直少し不安がありました。ただ、契約前の段階で実際の担当候補の方とお話ができたことで、その不安は払拭されました。コミュニケーションが取りやすく、誠実で、実績もある方だとわかったうえで契約できたのは、非常に大きかったです。
他社では契約前に担当者と話す機会がないケースが多く、「この人が担当です」とアサインされて始まることも少なくありません。そうしたなかで、事前に“誰と一緒に働くのか”を確認できた唯一の会社がWHOMでした。
3つ目は、提案時からの対応の誠実さです。こちらの不安や要望に丁寧に向き合ってくれる姿勢が、終始感じられました。導入前から信頼感を持てたことが、安心してお任せできる理由になりましたね。
総じて、エンジニア採用への理解の深さと、信頼できるパートナーと出会えたことが、WHOMを選んだ最大の理由です。

ープロジェクト開始から実際にスカウト運用をスタートするまでの流れを教えてください。
プロジェクトは4月1日に開始し、その日にキックオフを実施しました。そこから非常にスピーディーに進み、1週間〜2週間ほどでスカウト配信が開始されたと記憶しています。
キックオフでは、使用する媒体の選定や配信数の目安、ターゲット層のすり合わせを一通り行いました。その後は担当の島村さんとSlackで直接やり取りをしながら、求めるレベル感の共有やフィードバックを重ね、即運用に移行できました。
印象的だったのは、その初動の速さと柔軟さです。他社と比べても群を抜いて速く、まさに“異常なスピード感”でした。これは、リクルーターさんがフリーランスだという背景も大きいと感じています。窓口と実務担当者が分かれることなく、実務も意思決定も一貫して担われているため、こちらの意図を即座に反映した運用が可能でした。リアルタイムでの改善や相談がしやすく、非常に助かっています。
また、スカウト配信以外にも、求人票の作成や改善提案、スカウト数値の観測・報告、アップデートの提案など、運用に伴う細やかなタスクまで丁寧に対応いただいています。単にスカウトを送るだけでなく、継続的に成果を出すための改善提案までセットで動いてくださっている点が心強いです。
ー実際のスカウト運用における成果はいかがですか?
成果として最も顕著なのは、ビズリーチにおけるスカウト返信率です。業界平均が1〜2%と言われるなか、WHOMさんでは平均4.3%を維持しており、高いときは6%に達することもあります。返信率の高さに加えて、それを安定してキープできているのが非常に心強いです。また、契約開始からわずか4か月で、WHOM経由の内定承諾者が2名出ており、圧倒的な成果が見られます。
さらに、スカウト起点でのエントリー数も130%増加しました。これには、スカウト運用の質と数が大きく貢献していると感じています。
成果が出ている理由としては、WHOMさんの支援が単なるスカウト送信にとどまらず、ポジションや会社についての理解を深めたうえで“打つべき人に、的確に”アプローチしてくれている点にあると考えていて。すり合わせのなかで、ターゲットの解像度をしっかり合わせていただいており、「この人に会いたい」と思える方からの返信が確実に増えました。まさに打率の高いスカウトです。
加えて、スカウト数自体も、自社運用のときより増やすことができました。私一人ですべてを担っていた頃はリソースに限界があり、スカウトの量も質も安定させるのが難しい状況でしたが、RPO導入によりその課題が解消されました。
WHOMさんの強みは、初動の早さと、改善サイクルの速さにあると実感しています。PDCAをスピーディーに回しながら、運用をどんどん最適化してくれるので、「一緒に成果を出していくチーム」という安心感があります。

ーこれまでの取り組みで、とくに効果を実感されたポイントはありますか?
定量的な成果はもちろんですが、日々の運用の質の向上も大きな効果だと感じています。
まず、スカウト後のリマインドや候補者フォローを積極的に行ってくれるため、対応漏れが減り、面談までスムーズにつなげられるようになりました。私たちのリソースが限られているなかで、オペレーション全体を一緒に設計し直してくれる姿勢も非常に助かっています。
また、求人票の見せ方に関するアドバイスも的確で、媒体ごとの特性を踏まえた表現の工夫や書き方の提案など、これまで自分たちだけでは対応しきれていなかった部分をしっかりサポートしてもらえていますね。
新しく導入した媒体でも、一緒に運用方法を模索しながら進めていて。常に改善提案があることで学びも多く、信頼して任せられると実感しています。
最後に、コミュニケーションのしやすさも非常に重要なポイントです。リクルーターさんとSlackで密にやり取りができ、相談しやすい雰囲気があります。こちらの状況やリソースに配慮しながら柔軟に動いてくださるので、社内メンバーのような感覚で協働できています。
これだけ定量・定性的な両面からサポートを受けられているので、「お願いして本当によかった」と日々実感しています。
ーWHOMの支援を受けてみて、ほかの採用支援サービスとの違いや強みを感じた部分があれば教えてください。
一番感じている違いは、依頼した範囲を超えて積極的に巻き取ってくれるところです。候補者対応の進捗管理まで丁寧に拾ってくれて、組めていない面談に対しても積極的に声をかけてくれるので、非常に助かっています。
また、改善のスピードが早いのも特徴です。週1回の定例ミーティングでは、現状の課題を率直に共有し合い、改善案をすぐに実行に移してくれます。翌週には数値が改善していることも多く、目線をしっかり合わせながら一緒にPDCAを回していける点が強みだと感じます。
さらに、本来言いづらいだろうなというようなことも、遠慮せず率直に伝えてくれる関係性が築けているのもありがたいです。採用の現場で本質的な改善をしていくには、そうした率直なフィードバックがとても重要だと思っています。
ー今後の採用活動において、WHOMとどのような連携を期待していますか?
まずは、現在内定承諾が出ている2名に続く成果をさらに増やしていきたいと考えています。とくに、現在WHOMさんだけにお任せしている媒体で、より多くの実績を一緒に作っていけたら嬉しいです。
また、今後の連携で重視したいのは、成果を出すためのナレッジを社内にも蓄積できる体制づくりです。将来的に私たち自身が運用を担うことになったとしても、同じように成果を出せるように、WHOMさんにはこれまでの運用ノウハウをログとしてしっかり残してもらっています。
WHOMさんは内製化を見据えた運用支援やナレッジ共有にも積極的なので、今後もそうした姿勢で伴走いただけることに期待しています。

ーどのような方に入社してほしいとお考えですか?
私たちは「日本一のプロダクトを生み出す開発組織」を本気で目指しています。そのビジョンに共感し、チーム一丸となってチャレンジできる方とぜひご一緒したいと考えています。
具体的には、気持ちの良いコミュニケーションが取れる方、自分から行動できる方、そして変化を楽しみながら挑戦を続けられる方。jinjerは意欲次第でどんどん新しいことに挑戦できる環境です。
現職での限界を感じている方や、自分をもっと成長させたいという気持ちがある方にとって、私たちの環境はきっとフィットすると思います。
ー最後に、貴社の魅力や、これから一緒に働く方へメッセージをお願いします。
jinjerは、ベンチャーの柔軟さと大企業の安定性の「良いとこ取り」ができるフェーズにある会社です。個人の意思や挑戦を尊重する文化が根づいており、自ら手を挙げた分だけチャンスが巡ってくる環境があります。
社員一人ひとりがプロダクトに強い想いを持って仕事に取り組んでおり、「自分のつくるものに愛着を持って働きたい」「ワクワクする仕事がしたい」と思える方には、ぴったりの職場だと思います。
選考はカジュアル面談から始められるので、まずはぜひお話ししましょう。私たちの魅力を知っていただけたら嬉しいです。
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