【株式会社神地鉄工所】100年企業が直面した「技術継承」の壁。採用のプロに丸ごと任せるという決断
創業105年、静岡県を拠点に、建築物の鉄骨製造を手がける株式会社神地鉄工所。有資格者によるコスト提案など、お客様と伴走するスタイルが評価され、前年比でお客様の数が3倍・売上も3倍という急成長を遂げています。
急拡大する受注に自社人員だけでは対応しきれなくなるなか、WHOMに依頼をいただきました。半年で4名採用というゴールに向けてプロジェクトが進行中です。
今回は、同社営業部長の白壁氏、人事・経理担当の白壁氏に、導入の背景から取り組みの内容、今後の展望までを詳しく伺いました。
神地鉄工所公式サイト:https://www.kamichi.co.jp/
▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:中嶋
WHOM所属リクルーター:高橋さん・夏井さん
支援内容:採用戦略設計~応募者対応
株式会社神地鉄工所 営業部長 白壁氏
地元の銀行に約10年間勤務後、現役員から熱心な誘いを受け入社。現在は営業部長として、顧客折衝から施工管理まで幅広く担う。銀行員時代に培った緻密さと提案力を活かし、お客様との伴走型営業を牽引中。
神地鉄工所 経理・人事担当 白壁氏
父が経営する神地鉄工所の事業継承を担うため入社し、今年で10年目。もともと経理を専門としていたが、中小企業ならではの人手不足から鉄骨の勉強をし、難関資格にもチャレンジし、合格。その知識とこの技術を伝承すべく、人事を兼任して5年。アルバイトタイムスや各種新卒媒体など、複数の採用チャネルの運用経験を持つ。

採用の課題とWHOM導入の背景
ー採用支援サービス導入の背景を教えてください。
一級建築士によるコスト提案など、ただ受注するだけでなくお客様と伴走するスタイルが評価され、紹介が紹介を呼ぶ好循環が生まれました。その結果、前年比でお客様の数が3倍、売上も3倍という急成長を遂げた一方で、自社の人員では対応しきれず、アウトソーシングで凌ぐ状況が続いていました。
求人媒体や対面イベントを通じた採用活動も行ってきましたが、定着につながらないケースが多く、特に溶接・組み立てなどの技術職では「技術の継承」が大きな壁でした。教える側にも受ける側にもスキルとモチベーションの両方が必要で、価値観のミスマッチによる早期離職も悩みのひとつでした。
そして、日々の業務に追われて求人原稿の修正やメールのチェックまで手が回らなくなってしまったことが、専門家への依頼を決断したきっかけです。
ーWHOMに期待していたことは何でしたか?
期待していたのは、採用業務の一部を手伝ってもらうことではなく、人事部門そのものを丸ごと任せられる体制の構築です。採用計画の立案からスカウト運用、求職者とのやり取りまで、採用に関わるすべてのプロセスをお任せし、自分たちは最終確認と承諾に集中できる状態を理想として描いていました。
WHOMを選んだ理由
ー数あるサービスの中でWHOMを選ばれた理由は?
きっかけは、顧問の経営コンサルタントからRPO(採用代行)という手法を勧められたことでした。その後、以前から付き合いのあったアルバイトタイムスの営業担当者に相談したところ、WHOMを紹介してもらいました。
他のRPOサービスとの比較検討というよりも、既存の信頼関係のなかで紹介を受けたことがWHOMへの安心感につながり、そのままプロジェクトがスタートしました。
プロジェクトの取り組み内容
ーどのようにプロジェクトは進みましたか?
2月にプロジェクトを開始し、現在約2ヶ月が経過しました。リクルーターとアシスタントの2名体制でサポートを受けています。
まず採用計画を策定し、「半年間で4名採用」というゴールを設定しました。日単位・週単位・月単位で行動計画を立て、一歩ずつ進めています。
1ヶ月目はお互いの考えをすり合わせる「目線合わせ」の時期でした。2ヶ月目からだんだんと足並みが揃い始め、3ヶ月目の現在ではようやく応募者が出始めています。母集団形成が思うように進んでいない部分は、採用の間口を広げるための戦略の見直しも検討中です。
導入後の成果
ー導入後の変化を教えてください。
プロジェクト開始から約2ヶ月が経った時点での状況は以下の通りです。
- 応募・書類選考:通過者が数名
- 面接:初回面接を1名予定
- 採用目標:半年間で4名(進行中)
1ヶ月目の目線合わせの時期を経て、3ヶ月目で応募者が出始め面接まで進展したことは着実な前進です。採用に対して動くスピード感が上がり、社内の負担も確実に軽減されています。

WHOMを選んで良かった点
ー実際に活用して良かったポイントは?
① 客観的な視点でのアドバイスがもらえる
自分のやり方に固執してしまいがちな採用活動のなかで、専門家が外から俯瞰した視点でアドバイスしてくれることは大きな安心感につながっています。方向性が正しければ背中を押してもらえるし、軌道修正が必要な場面では新しい選択肢を示してもらえます。
② 求職者への迅速なレスポンス
業務に追われているなかで、求職者からの問い合わせにすぐ対応できないことがありました。WHOMのスタッフが代わりにリアクションしてくれることで、機会損失を防ぎ、求職者を待たせないスピード感が実現できています。
③ 求人原稿のブラッシュアップ
自分たちで作成した求人原稿を、専門家の視点から添削・改善してもらえることも大きなメリットです。社内では当たり前になっていて気づけなかった表現の課題を、客観的に指摘してもらえます。
④ 採用業務全般の負担軽減とスピードアップ
スカウトの送信、求職者とのやり取り、書類選考のサポートなど、採用に関わる幅広い業務をお任せできることで、社内の負担が大幅に軽減されました。採用活動全体のスピード感も向上しています。
神地鉄工所の魅力
ー御社の魅力を教えてください。
・「地図に残る仕事」ができる誇り
何もない場所から最初に骨組みを築き上げ、完成した建物が地図に残る。それが私たちの仕事の最大のやりがいです。建物は一つとして同じものがなく、職人一人ひとりの技術と想いが結晶として刻まれています。世の中の人の安心と安全を建物を通じて守れるのは我々だけです。
・0.5mmの精度にこだわるプロ集団
10m・20m・30mの巨大な鉄骨を扱いながら、仕事の基準はミリ単位。それも0.5mmや1mmといったミクロの精度です。あれほど大きな建物を建てながら、現場では常に0.5mm単位の世界で真剣勝負をしています。「これくらいでいい」という妥協は、私たちの仕事には存在しません。
・社員の個性が光る、手作りの社風
社員はそれぞれがプロ意識を持ち、自分の強みを活かして働いています。自社のホームページは1年半かけて完全に社内製作。動画の制作、デザイン、マスコットキャラクターの考案まで、すべて社員の手によるものです。漫画を描く社員、映像を編集する社員と、多彩な個性が活きる環境が整っています。

求める人物像
ーどのような方に入社してほしいですか?
求めているのは、自分の個性を大切にしながら、相手への思いやりを持って行動できる人です。
お客様や一緒に働く仲間のことを常に考え、「他責」ではなく「自責」で物事を捉える姿勢を大切にしています。うまくいかないことがあっても他者のせいにせず、自分ごととして向き合い、前向きにチャレンジできる方と一緒に働きたいと考えています。
今後の展望
ーこれからどのような組織を目指しますか?
100年後・200年後も世の中のために働き続けられる組織でありたい。それが私たちのビジョンです。
創業から105年、時代の変化とともに歩んできたからこそ、変わることを柔軟に受け入れ、新しいことにまずはチャレンジしてみる姿勢を根本に持ち続けたいと考えています。相手を思いやる気持ちをベースに、固定観念にとらわれず挑戦し続ける文化を、次の世代へと受け継いでいくことが目標です。
また、私たちの想いが詰まったホームページも、ぜひご覧ください。映っているのはすべて弊社の社員。会社の文化と働く人たちのリアルな姿が詰まっています。