【WHILL株式会社】スカウト返信率は5倍に。採用体制の構築とフェーズに合わせた現実的な提案
”すべての人の移動を楽しくスマートにする”という企業ミッションのもと、近距離モビリティの開発・サービスをグローバルに展開しているWHILL株式会社。今回はWHILL Global Function及びJapan Region人事の青野さんにお話しを伺いました。
▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:中島
リクルーター:杜多美咲さん
支援内容:採用戦略補助、スカウト業務、採用要件整理及び母集団形成の支援等
WHILL株式会社 Human Relations室 /室長/青野 真耶人 氏
大学を卒業後、電通総研にて金融機関向けのインターネットバンキングシステムの開発にSEとして従事。その後、ブランドコンサルティングファームに転職。石油元売りや語学教育大手企業やスタートアップ企業に対するCI/VI刷新、MVV再構築、プロダクトデザインプロジェクト等のテレアポ営業からプロジェクトマネジメントを経験。2017年、WHILLに営業職として入社。2019年、人事に異動後、採用・評価・組織開発を担当し2020年から現職。
目次
ー 採用支援サービス導入の背景をお聞かせください。
採用において自社のやり方だけでいいのかという課題感があり、外部の目線を入れたいと考えていました。また、コロナなどの外的要因の影響を受けやすいハードウェア且つ対コンシューマー向けの事業を展開しているため、柔軟な組織・採用体制にしておきたかったという背景があります。
ー WHOMの採用支援を選ばれた理由は何でしょうか?
元々WHOMの中島さんとは知り合いで、そこからリクルーターをご紹介いただいたことがきっかけでした。
実は5年程前から他のRPO会社も活用しており、同社には主に日程調整などのオペレーション業務をお願いしているのですが、より採用活動、中でもダイレクトリクルーティング活動の精度を高めたいと考え、WHOMさんにもお手伝いいただくことにしました。契約前にWHOMさんからは幅広い知見を活かしたご提案をいただき、オーダーメイドの支援をいただけると感じて今回依頼することにしました。また中島さんの”長く使って欲しいけど、短期やスポットの活用に価値を感じてもらえたら嬉しい、RPOってもっとそうあるべき”というお考えに共感したことも決め手になりました。
ーWHOMとのプロジェクト開始後の取り組みを教えてください。
まずはじめに、ターゲットとなるペルソナの言語化やWHILLのアトラクトポイントの整理、スカウトメッセージなどのディティールや採用チャネルの見直しに着手しました。
また並行して、担当リクルーターのピックアップをしていただきました。ハードやモビリティ企業の経験者や既にWHOM社で実績のある方々を複数名ご紹介いただき、面談の中でWHILLの状況に即したご提案が印象的だった杜多さんにお願いすることにしました。杜多さんには、見直したジョブディスクリプションを元に、スカウト業務を中心に対応いただき、中島さんには採用戦略の見直しなどより上流工程の相談にのっていただきました。
ー 採用支援サービスの活用で、良かったポイントはありますか?
数値として結果がでていることと、勝ちパターンのノウハウが社内で横展開できたことが利用して良かった点ですね。スカウトの返信率でいうとポジションによっては約5倍に増えており、全体の採用の質があがってると感じています。
また、外部の方が入ることで、評価基準や判断に至る根拠を曖昧にできないというところが良かったと思っています。社員同士ですと慣れや遠慮が発生し、ひとつひとつの選考プロセスや結論に対して、個々が勝手に解釈して言語化されずに曖昧なまま終わってしまいがちですが、杜多さんが入ってくれたことで明確に言語化され、曖昧なジャッジがなくなったと感じています。杜多さんはお考えや疑問をはっきり仰って下さったので、それも信用に繋がっていました。
他にも評価・組織開発にリソースを回せたことも、依頼してよかった点になります。リソースを増やしたり減らしたりコントロールできるというところが、RPOサービスの魅力だと思います。
ー 数ある採用支援サービスの中でも、WHOMを選んで良かった点はどんなところでしょうか?
杜多さんと面談して感じたのは、サービスプランの提案ありきではなく、会社の状況を理解した上でご提案いただけたことです。「いまこれがトレンドだから使いましょう」「他社はこれでうまくいきました」といったソリューションベースの施策や媒体提案ではなく、WHILL社の特徴、リソースやフェーズなどを理解した上で現実的な提案をしてくれました。またプロジェクトが始まってからも受け身ではなく、自ら意見してくださったり、疑問があればすぐに確認してくれました。ですのでただタスクを依頼しているという感覚が一切ない点も、他社にはない良さだと思っています。
また、中島さんには苦戦していたポジションのペルソナと求人票の見直しをやりきるまで3時間にも及ぶミーティングに膝を付き合わせて参加いただきました。その言語化のサポートがあったお陰で、最終的に2名の内定応諾にも繋がったと感じています。
ーどんな方に入社してほしいですか?また、貴社の魅力はどんなところでしょうか?
WHILLの掲げている4つのバリューに共感できる方と一緒に働きたいと考えています。当社ではこのバリューを体現できる方が活躍できると信じていますし、そういった方を評価しようと評価指標にも設定しています。
魅力で言うと、私たちは「すべての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションのもとグローバルに事業を展開しており、それを実現しようという想いを持ったメンバーが集まっています。そして実際にプロダクトやサービスの広がりを目で見ることができるため、自分の仕事が社会やユーザーに影響をあたえている実感をもてるところが魅力です。また、ハードとソフトウェア両方の開発を手掛ける企業でエンジニアとセールス、コーポレート職のメンバーが同じ建物で仕事しているところは少ないと思うので、お互いにフィードバックもしやすく、One Teamで仕事を進めやすい環境が整っているところもWHILLの良いところです。
ー 貴社が目指す組織とは?
社会貢献性の高い事業を手掛けているとはいえ、事業として成立させる必要があるため、しっかりマーケットのニーズを把握した上でユーザーに受け入れられるものを届けていきたいと考えています。
当社のバリューにもDriveという言葉がありますが、役職に捕らわれることなく、全社員がDriverとなって自らハンドルをもって事業を推進していく、そんな組織を目指しています。