導入事例

2024年5月16日 導入事例

【株式会社エニトグループ】採用の専門家と議論することで、自分たちも気付けなかった本質的な課題発見と解決へ

20代を中心に価値観重視の出会いを提供するマッチングアプリ『with』を提供している株式会社withと、恋愛結婚を叶えるマッチングアプリ『Omiai』を提供する株式会社Omiaiの運営統括会社として設立された株式会社エニトグループ。今回は、マッチングアプリ市場においてトップシェアを誇るエニトグループ人事戦略室長の上田様に、導入の背景や支援内容についてお話を伺いました。

▼本件の担当リクルーター
株式会社WHOM:早瀬、中島
支援内容:ビジネスポジション・エンジニアポジションの採用設計、情報整理、スカウト業務等

    

▼今回お話しを伺った方

株式会社エニトグループ 人事戦略室長 / VP of People 上田明良氏
大学卒業後、組織人事コンサルティング会社にて採用戦略立案・導入を中心としたコンサルティングに従事。その後、スマートフォン向けゲームパブリッシャーの人事部長として人事全体を担当。2018年よりEYストラテジー・アンド・コンサルティングにて、グループ再編・新会社設立・PMIなど組織人事関連のプロジェクトをリード。2022年2月に株式会社withに入社。現在は株式会社エニトグループで、VP of People、人事戦略室長を務める。

   

株式会社エニトグループ 人事戦略室 採用チームリーダー 松澤悟 氏
シーエー・モバイル(現株式会社CAM)にてWebディレクターを経験。その後、グリー株式会社や株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)で採用やキャリアコンサルティングに携わる。2017年4月に株式会社イグニスに入社し、マッチングアプリ『with』をはじめとする複数の事業の採用に従事。2023年3月、株式会社エニトグループの設立に伴い同社に転籍し、現在は同社 採用マネージャーとして『with』ならびに『Omiai』の採用活動を牽引。

ー 採用支援サービス導入の背景をお聞かせください。

上田氏
採用活動の質をあげたかったというのが導入した一番の理由です。
基本的な人材エージェントの活用や数値モニタリング等の採用活動はできているものの、もっと採用の知見や経験をインプットする必要があると考え、そういった情報を持っているRPO会社に依頼しようとなりました。
自社の採用担当者を正社員として採用するという事も検討していましたが、様々な顧客と接触して情報やトレンドを抑えているRPOサービスに魅力を感じたので、外注することを決めました。もちろん、内部の採用も進めていますが、内部人材と外部人材をかけ合わせた体制をつくりたいと考えています。

ー WHOMの採用支援を選ばれた理由は何でしょうか?

上田氏
知人から「WHOMさんにお願いしたら採用活動が変わった」というお話しを聞いたことがきっかけでした。
他の企業や個人フリーランスとの契約も検討していましたが、企業は基本単発のタスクをお任せすることはできるものの、柔軟に対応いただくことが予算的にも難しかったり、個人の方は担保されるものが無いので、リスクが高い等の課題がありました。
そんな中、WHOMさんはクオリティを担保してくれるディレクターがつき、リクルーターとチーム体制で支援してくれるので安心してお願いすることができると感じ、今回依頼するに至りました。

ーWHOMとのプロジェクト開始後の取り組みを教えてください。

上田氏
まずはビジネスポジションのコンサルティングという形で、情報収集から設計、メッセージのアウトプットまで伴走いただきました。母集団形成の改善から取り組み、ペルソナの明確化や、そのターゲットに対してどういったメッセージを打っていくか等、私たちの知見をアップグレードしながら進めていただきました。その甲斐あって、スカウトの返信率は従来と比較し大幅にポイントアップしました
その後依頼職種を広げて、現在はエンジニア採用の支援もお手伝いいただいております。そちらでは課題の洗い出しと施策の検討を行っていただき、チャネル別の実効性やボトルネックを確認して、ターゲットの再認識を一緒に行いました。また現在は新たに株式会社Omiaiの採用ブランディングの設計からお願いしています。

ー 数ある採用支援サービスの中でも、WHOMに依頼して良かったポイントはどこでしょうか?

松澤氏
一つは根っこの課題に焦点を当てて、本質的な議論ができるという点です。
例えばスカウトの承諾率が上がらないという課題があったとして、そこに焦点を当てて議論してもあまり意味がないと思っているのですが、WHOMさんにはもっと根っこにあるところからご相談にのっていただけたので「そうそう、向き合いたいのはそこなんだよ」と本質的な議論をすることができました。
また、ゴールに対してどういう段取りでその課題が解決されていくのかが可視化されており、私たちが今どこを歩んでいるのかが明確でした。なのでその課題解決までのプロセス全体を理解した上で議論できるという点もWHOMさんにお願いして良かったと感じました。
そして今回WHOMさんに依頼して大きく変わったのが、人事と役員のコミュニケーションに、専門家の第三者視点でのアドバイスが入ったことで情報や知見がアップデートされ、経営陣含めて採用の成功に向けて動き始めたことだと思っています。現在は採用マーケットの中でのエニトグループという観点で役員とコミュニケーションが取れるようになり、以前よりも意思疎通が図りやすくなりました。

ー貴社の魅力はどんなところでしょうか?

上田氏
私たちはマッチングアプリ業界において、上位に位置しており、with、Omiaiともにユーザー数も順調に伸びています。
もともとwithとOmiaiはそれぞれシングルプロダクトとしてスタートしたのですが、
約1年前にグループ会社となり、現在は2つのサービスの経験やノウハウを活かしながら、新しい価値を生み出そうとしています。会社全体が大きく変化していくフェーズなので、他社では経験できない挑戦の機会がたくさんあります。仮に5 ~6年で退職されるとしても、市場価値として間違いないものが得られると思っています。

ー貴社が目指す組織像は?

上田氏
確かな経験を積める人材輩出企業でありたいですね。
一生続くビジネスはないと思っているので、市場や時代とともに事業も変化していく必要があります。そこで私たちは「設計実行力」と「変化吸収力」というのを大切にしています。
「設計実行力」というのは、ユーザーに喜んでもらえるサービスを自分で考えて実現できる力を指し、「変化吸収力」は、ユーザーの思考やテクノロジーが日々変化する中で、それをしっかりとキャッチアップしていく力です。私たちはこの2つの力でユーザーのニーズを満たしていくことが重要だと考えています。エニトグループでは実務の中でこの2つが充分に体験できるようになっており、そしてこの力はどこに行っても通ずる力だと思っています。
いつか”エニトグループで働くこと、働いていたことがバリューになる”そんな組織を目指しています。

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